大枝アートプロジェクト(OAP)とは?大枝アートプロジェクト(Oe Art Project=OAP)は、京都第二外環状道路の建設によって失われてしまう大枝の風景に対して、美術や音楽に関わる人間に何ができるかを問うなかから生まれてきたプロジェクトです。
主催=大枝アートプロジェクト実行委員会 |
大枝地域について竹と柿の里として知られる大枝(おおえ)は、京都盆地の西南の端、丹波・亀岡への出口の手前、旧山陰道・国道9号線が通る大原野台地の北側と小畑川上流地域に位置します。古くは「大江郷」とも記されたましたが、現在の地名は、明治22年に沓掛・塚原・長野新田の三村が合併されてできた「大枝村」に始まります。 旧山陰道と平行する国道9号線が開通したのは1965年。1970年代には洛西ニュータウン、1980年代には西京桂坂というふうに、大規模な土地開発があいついで行われました。また、三つの文化・教育機関がほぼ10年ごとにこの地に建てられました。1980年の京都市立芸術大学の移転、1990年の国際日本文化研究センターおよび2003年の京大桂キャンパスの創設がそれです。 |
京都第二外環状道路について京都第二外環状道路は、京都縦貫道の沓掛(大枝)ICと久御山ICをつなぐ4車線の高速自動車道で、1989年に当時の建設省によって事業化がなされたものです。2003年にその一部である久御山IC〜大山崎ジャンクション間(京滋バイパス)が開通し、残る大山崎〜大枝間約10kmの事業が本格化しました。 この道路計画については、国土交通省の京都国道事務所がホームページをつくって詳しく報告しています(にそとWEB)。その事業進捗図(2006年5月1日)によれば、大原野地区と下海印寺地区を除いて全線の用地説明が終わり、大枝沓掛・大枝西長では測量調査・用地協議の段階に入っています。全線の完成は平成24(2012)年末とされています。 |
大枝土蔵
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参加メンバー参加メンバー(2016年1月現在) |