微小重力環境の「ライナスの毛布」 -Security Blanket-
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4-1-d 「スティック型」ツールのデザイン、制作、提案
スティック型は、両足先、両手先等にスティック上の器具を取り付けて身体の延長とする試みであり、この場合の接触対象(Blanket)は、主に船内壁を想定している。
スティック状の器具は、例えれば「レコード針」や「釣り竿」のようなものであり、ある種の触覚の拡張を使用者に付与する。また、器具の装着によって身体サイズが擬似的に大きくなる結果として、船内壁(Blanket)への接触頻度を高める。「何かに触れている」ことによって得られるsecurityな感覚が、「擬似的に延長された身体」と「接触対象としての船内壁」との関係においても形を変えて成立すれば、微小重力環境下での非接触状態からくる精神的身体的影響に何らかの効果を与える可能性があると考えている。
現在は、模型による構想の段階にとどまっている。
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